言葉をめぐる旅 plus CRT-D

じぶんの病気の付き合い方を考えるブログ

風呂上がりに

風呂上がりに自分の姿を洗面台の鏡に映す時、自分の顔より、まず左胸の切開した傷跡と皮膚の下にあるペースメーカーのふくらみの部位をじっと見つめる。 異常が無いかどうか、チェックするためなのだが、そこの部位を見るたびに「でかいな」と思ってしまう。…

ブログ再開 「はてなブログ」へ引っ越しました

ブログ運営サーバーを「はてなブログ」のサーバーへ引っ越しました。久々のブログ投稿です。 2年程前、2017年3月11日までは毎日のようにブログを書いていましたが、再就職先が決まり、会社で日々忙しくなって、ブログを書く余裕が無くなってしまいました。最…

病棟の廊下の窓、その場所。 [入院 #34]

病室を出ると、病棟の長い廊下の先にエレベーターホールがあり、その窓から下を見ると中庭が見える。ベンチ等はなく、そこでくつろぐ患者や、また、行き交う人も少ないようだ。どちらかというと寂れている場所という印象を受ける。エレベーターに乗って、病…

会話 [入院 #33]

年が開けて、病院で暮らす日々、病院のリハビリがもう当たり前の日常となっていた。入院生活が快適とは云い難いが、外の寒さも忘れるほど、院内では空調が効いている。一見、社会と離れたこの病院の空間を、空調は常春のような、暖かく、落ち着いた雰囲気で…

日々是リハビリ [入院 #32]

主治医が、今後の治療について面談したいという。その方針の話を聞くと、本人のためにも入院を持続させてリハビリ治療を続けた方がよいと進められた。失語症は回復するのかと聞きたい気持ちがあったが、それはいわゆるリハビリの効果次第という、病院の立場…

正月 [入院 #31]

大晦日をまたぎ、2015年元旦、病棟のデイルームの卓上で朝食を食べていた。元旦もリハビリを行い、病院で過ごすのかと思ったが、主治医から、2日の夜まで外泊許可がでた。家族が迎えに来た後、家に戻る予定だ。療法士から出るリハビリの課題が、その患者に…

要約 [入院 #30]

作業療法の時間で、こんなリハビリがあった。新聞の記事を読み、何が書いてあったのか、その内容を療法士に伝えるリハビリだ。だいたい1000字程度の記事を読み、その内容を覚えている限り、療法士に伝える。記憶の中の記事の内容が、幾つものポイントを頭の…