言葉をめぐる旅 plus CRT-D

じぶんの病気の付き合い方を考えるブログ

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

散歩道 [入院 #25]

担当医から、病院周辺の道を散歩していいと許可が出た。正し、散歩のコースは何通りかあって、そのコースの道を外れてはいけない。久しぶりに病院の外に出ると、決まった散歩道ではあるが、病院内の閉塞感から、少しながら開放された気持ちになった。病院周…

制限 [入院 #24]

入院当初は、自分の病室がある病棟の階のフロア、病室、デイルーム以外、他の場所に立ち入っては行けないルールに縛られていた。リハビリの時間も担当の療法士が病室に迎えに来て、療法室まで連れていかれ、リハビリが終わると、療法士に病室まで送ってくれ…

リハビリ治療 [入院 #23]

リハビリ病院に入院してから1ヵ月ほど経った。日々のスケジュールに沿って、失語症中心のリハビリ治療を受けている。病院で、毎日規則正しい生活をするのは、脳梗塞になる前の不規則な生活を是正されるようで、改めて生活そのものを健康とともに考えさせる。…

言語聴覚療法 [入院 #22]

言葉自体が自分から発せられない症状、失語症は様々なケースがあり、私の場合はどう病状を説明すればいいのか、一概に医師でなければ病状の分類はできないように思う。言葉の回復はどうか。学校のように決まったカリキュラムがあり、その成果は、科目をどの…

失語症 [入院 #21]

言語聴覚療法室は個室が複数あるようだ。個室の中で1対1でリハビリをするという。言語聴覚士に案内され言語聴覚療法室に入った。机の向こう側に療法士が座り、療法士と相対して私も椅子に座る。転院前の総合病院では、私の病名は脳梗塞であるとそう診断を…

言葉を交わせれば [入院 #20]

妻にリハビリ病院に送ってもらい、10時頃到着した。入院手続きが終わると、病室に案内された。看護師から入院時のルールや病院の施設、その他の規定や注意事項の案内を受けた。午前中は医師の診察の後、CTやその他の検診が続いた。検診中、担当になる理学療…

滑舌 [入院 #19]

「どうもお世話になりました」と、退院していく人に挨拶される。1ヵ月近く入院していると、何人かにそう挨拶を受け、その人を見送ってきた。私の病室は4人部屋なのであるが、何日かで退院していく人が多く、入れ替わり患者がその病室に入院していく。転院の…

100 - 7 [入院 #18]

入院してから約1ヶ月、リハビリ病院に転院の日が近づいてきた。脳梗塞になってから、新聞をテキストにして朗読したり、記事を書き写したりしてきたが、言葉の回復は遅々として進まない。自分の意見をいうことも脳梗塞のせいで差しさわりがあるし、文章を書く…

集中力 [入院 #17]

リハビリ専門病院に転院してから、実際にどんなリハビリを行うのかは、その時になってみないとわからない。今はただ、言葉が治るのなら、思いつくことは何でも試してみようと思う。私自身の脳梗塞の病状からいうと病前と変わらずに、新聞を読み取る事や朗読…

新聞を開くと [入院 #16]

朝食が終わり、処方された錠剤を服薬したら、病院の売店で新聞を買いに行く事が毎朝の習慣になっている。担当の内科医からは、こう聞かれる。新聞に書いていることが読み取れるか。ラジオを聞いて言ってることがわかるか。私自身読んだり、言っていることを…