言葉をめぐる旅 plus CRT-D

じぶんの病気の付き合い方を考えるブログ

リハビリ治療 [入院 #23]

リハビリ病院に入院してから1ヵ月ほど経った。日々のスケジュールに沿って、失語症中心のリハビリ治療を受けている。病院で、毎日規則正しい生活をするのは、脳梗塞になる前の不規則な生活を是正されるようで、改めて生活そのものを健康とともに考えさせる。脳血管疾患による脳梗塞、血圧が高いことも病気の一因のようだ。病院での食事は、なにぶん塩分が控え目である。病前の普段の食事とは違う、味気ない食事であるが、慣れると苦でも無くなってきた。食生活によって体質を変えるのも、健康上、このうえないことである。規則正しい生活は、普段の生活から欠けていたリズムを取り戻すようで、一考される余地がある。言葉の回復は、なかなか思ったより時間が必要で、急速には治ることはまずないだろうと思った。リハビリを受けて 1ヵ月ほどであるが、回復の進歩はあまり感じられない。与えられた課題やリハビリを毎日しっかりとこなしているはずであるが、病状が変化するのは、何時になるのだろうと、自分自身に問い合わせる。病院は失語症の回復は、リハビリ治療をすることだ、としか言ってくれない。少しでも病状の展望が分かればと思うが、その質問も失語症が私を阻害して、病院に言い表せない。人と言葉でコミュニケーションが取れない孤独感に、押しつぶされるような気持ちで、言葉の壁をどうするのか、日々悩んでいた。