言葉をめぐる旅 plus CRT-D

じぶんの病気の付き合い方を考えるブログ

制限 [入院 #24]

入院当初は、自分の病室がある病棟の階のフロア、病室、デイルーム以外、他の場所に立ち入っては行けないルールに縛られていた。リハビリの時間も担当の療法士が病室に迎えに来て、療法室まで連れていかれ、リハビリが終わると、療法士に病室まで送ってくれる。数日後、病院内は自由に行き来してもいいと担当医から許可が出た。療法室も自分で行けるようになった。ようやく一階の売店に行けるようになり、新聞を買って言葉の回復に役立てようと思った。ところが、この病院内の売店には新聞を販売していないのだ。 とりあえずは、普段は読まない週刊誌を買うことにした。 転院前の病院では売店で新聞を入手することができたのだが、この病院では、新聞を読むには、デイルームにに置いてある新聞か、一階のロビーに置いてある新聞をその場所で、閲覧しなければならない。病室に、その場所に置いてある新聞を持っていくことはできない。この病院では、インターネット閲覧のLANやWiFiのネットワーク環境を患者に提供していない。病室内でスマートフォンを使ってもいいことになっているが、通常、パケット通信には限りがあると思う。インターネットを使って情報を得る為には、現実的には数ギガの制限に縛られなければならない。ニュースサイトや動画情報は、必要最低限に絞って,諦めるしかないようだ。病室では、有料のテレビとスマートフォンの限りあるパケットで過ごさねばならない。毎日の情報においても、新聞も自分のベッドで読むことができない。すぐ手に入る情報にアクセスできない不自由さ、インターネットの通信環境の大切さを改めて考えさせられた。