前回の続きです。
昨年4月下旬から5月上旬、CRT-D植込み手術のため、大学病院に入院したことを回想します。
心臓の検査と胸に植え込んであるペースメーカーを取り出し、CRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器)を植え込む手術を受けるために、市立病院から紹介してもらった大学病院に入院しました。手術を受ける前に、心エコー、心筋シンチ、CT、MRI、心臓カテーテル検査、心筋生検、様々な心臓の検査がありました。
カテーテル検査と生検が終わり、CRT-D植え込みの手術までの数日の様子を、当時の日記を見てみると、
「血圧が79と低い言われる。薬の量を調整するとも。午前中はレントゲンと心電図の検査」
「点滴薬の影響で心臓が大きくなっていると言われた。利尿剤のラシックスを注射するようだ」
血管内に細い管を入れられ造影撮影や心筋内の組織採取と、2時間ほどの検査でしたが、思わぬ負担が体にかかるようでした。
「朝、利尿剤の注射をうたれた。明日から心臓リハビリが始まる」
利尿剤を打たれると、数時間はトイレに行き来しなくてはならず、体中の水分が空っぽになるような感じでした。心臓病の患者は入院すると、医師の許可が出ればすぐにリハビリテーションが始まるのか、心臓専門の理学療法士が担当につきました。
「朝3:30頃、看護師が来て、不正脈があると言われる。血圧を計られた。採血もされた」
市立病院の入院で心不全の状態は良くなったものの、不整脈やBNPの値も高く、心臓を保護するβ遮断薬の服用は始まりましたが、血圧も低く、大学病院入院の前半、体調は優れてはいませんでした。