言葉をめぐる旅 plus CRT-D

じぶんの病気の付き合い方を考えるブログ

検査 Part 2 [入院 #13]

看護師が、心臓CT検査の日程が書いてあるスケジュール表を、病室のベッド側の壁に貼って行った。その表を見るたび、検査で異常なければいいと、半ば祈るような心境になった。検査当日、その時間になると車椅子に座らせられて、検査室まで、看護師に連れて行かれた。入院時にCTを受けた検査室とは違う場所だ。その検査室は結構広さがあり、検査にあたる人も、医師なのか、技師なのか、3、4人いたような気がする。担当の人から検査の注意事項を伝えられた。撮影する前、造影剤を注入した直後、体の中が少し熱くなるらしい。検査台に両腕を上げて仰向けの姿勢で寝る。両腕は動かさないように固定された。検査台の横には、液体(造影剤だと思う)が入ったメスシリンダーのような容器が何本か見えた。あの液体を腕から体の中に注入するようだ。担当の人は別の部屋に入る。窓越しにその担当の人と他に白衣を着た人達が見える。脈拍を測定され、検査を開始するアナウンス入る。リモートで造影剤が注入されると、体の中が幾数秒熱くなった。そしてCTが作動する。脈拍測定、造影剤注入、CT動作。それを何回か繰り返した。検査が終わると車椅子で病室に連れて行かれ、ベッドに横になった。点滴で薬を静注することは入院生活で慣れていたが、今回の心臓CTの際、造影剤を注入するスピードは速く感じた。大量の液体を瞬間に体内に入れるというシチュエーション。これはもう経験したくないとの思いだ。