脳梗塞
入院時、私が勤める会社に入院のことを妻に連絡してもらった。会話して人とコミュニケーションを取ること、脳梗塞の発症でその会話する能力を遮断されてしまったので、誰かを通してその伝えたいことを肩代わりしてもらうしかない。病室内でテレビの映像を見…
起床。朝食。処方薬を飲む。医師の回診。薬の点滴(午前中に1回)。昼食。薬の点滴(午後に1回)。夕飯。処方薬を飲む。就寝。入院してからの病院での毎日のスケジュールだ。病院の就寝時間は夜9時と決めれている。普段の日常では寝る時間はだいたい夜中12時前後…
朝9時頃病院行き、脳梗塞であることがわかりそのまま入院。病室でベッドに横になり薬を点滴。薬剤師が病室に来て、これから服用する薬と、その薬の説明をしていった。決められた薬を毎日2錠ずつ飲まなければいけないようだ。点滴をしながら、病院に着いて朝…
会社を無断欠勤したのは初めてである。作業中の仕事、ミーティング、その他諸々の予定。頭をよぎる懸念事項は様々にあるが、会社に今日休む旨をメールや電話で連絡をとることができない。出勤時間を過ぎて暫くたった後、会社から自分の携帯に電話がかかって…
あの時の自分自身の状況はこうだ。耳鳴りが酷い。右手足が痺れ、右手で物を掴んだ時に触感が薄れている。他人喋っている言葉や新聞等に書いてある文章は理解できているが、言葉を喋ろうすると...。頭の中で言葉を思い浮かべることができない。全くもって昨日…
言葉が話せないとはどういう事だろう。2014年の秋口、夜中、目が覚めた。寝返りを打とうとすると、なぜか体を動かすことができない。金縛りの状態だ。体を動かそうともだえ苦しんだが、どの位の間だろう、2、3分程度時間が経つと手足が動くようになり、ほっ…
2014年、脳梗塞を発症して半年ほどリハビリ病院へ入院。復職後1年間は頑張ったのだが、仕事の成績は伸びなかった。当時は社外、社内、人と言葉を交わすことが非常に辛く、「失語症」のハードルは一般社会には厳しく高く、(乗り越えられる特効薬があればいい…