言葉をめぐる旅 plus CRT-D

じぶんの病気の付き合い方を考えるブログ

循環器内科外来

昨日は午前中予約していた市立病院の外来に行ってきた。朝、診療が始まる時刻の30分に受付に行くと、係の人が、受付番号「67」のカードを渡してくれた。もうすでに70人近くも患者が診察を待っている。

検査、診察、会計、薬の受け取り、いつのも如くまた昼過ぎまでかかるのかと、半ば諦め顔でスマホの画面に視線を落とす。

血液検査とレントゲンが終わり、診察室の待合に向かった。予約していない新規の患者も多いので、仕方ないとは思うが、いつものパターンで予約時間を過ぎてから、呼ばれるだろうと、長い待ち時間を予想する

スマホ用のKindleのアプリで本を読みたいところだが、循環器内科の診察室の前には私のようにペースメーカーを植え込んだ人も多いのではないかと思う。ケータイに気をつかう人もいるだろう。

仮に、何を持ってきて、時を過ごすか。

私の持っているキンドルバイスは、液晶を照らすバックライトが無い旧式タイプだ。この画面は、周りの照明が整っていないと文字自体が見づらくなり、家でも外出先でも次第に使わなくなった。

タブレットも家で使う分にはいいのだが、外出先でそれをカバンから出し、両手で使わなければいけない。片手でもいいのだが、私が持っているiPadは片手持ちがつらい。スマホに比べれば重さと手軽さに欠ける。

そもそも、ペースメーカーを植え込んだ人は、ケータイ以外の電子機器、タブレットも忌み嫌うような、人もいるかもしれない。

やはりこの待合では、紙の本だなと思う。

いつでもどこでも、スマホで読書する事が私の中で近年習慣化されていてる。

電子書籍に普段から慣れているせいか、紙の本を買ったり、それを持ち歩くことが、相当億劫になってしまっている。本を買う時、Kindle版なければ、紙の本を買うしかないと思うと、その本自体に興味が薄れてしまう。

本屋にはよく行くのだが、面白そうな本はその場で、スマホ電子書籍化されていないか、すぐに検索する。電子化されていないと分かると、なぜと残念に思える。本屋に行っているので、その本をすぐに買えばいいのだが、ある種のジレンマに陥って行って、本を買うことをやめてしまうこともある。

診断室のドアの傍のモニターから、呼び出しの番号が表示された。いつもより、待ち時間が短い。こんなこともあるのかと、ドアを開け、診察室に入る。

血圧を測り終えると、下の血圧が少し高いようだと言われた。

検査結果は、血液検査は問題ない。BNP1年前は、2,000台だったが、今は120台だ。次回の外来で、近くのクリニックを紹介できるという。その先は、年1回、検査と外来にくればいいと。

症状が安定してきたのだろうか、2カ月に1回、市立病院の循環器専門医に通わなくてもいいようだ。思わず気が抜けてホッとした。

だが、病状に良い生活を過ごすには、日々気を付けなくてなならないことも多い。処方された薬の服薬。体重の管理、減塩、心臓リハビリ、栄養をバランスを考えた食事等、健康な人よりストイックな生活を送ることが強いられる。

 

美味しそうなラーメン専門店。目に入ったが瞬間、そこに体ごと吸い込まれいく。カウンターの席に座る。濃厚味噌ラーメン。背油マシマシ濃厚醤油ラーメン。濃厚煮干しラーメン。濃厚辛みそタンタンメン。濃厚つけ麺。トッピング全部のせ。好き放題で注文。麺と具を全て食べてしまった後、残ったつゆを飲み干す。そして、静かに一杯の水を飲み切って ~終~

 

という幸せな夢を見る事が、今の夢である。